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第179回 ・置きベンってなぁに?~まずはいっぺん座ってみようぜ!

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小: 小畑 あきら 氏(ソッカ株式会社 ジェネレーター)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
    (小畑 あきら 氏)

 

絹: 皆様こんにちは。まちづくりチョビット推進室の時間がやってまいりました。
この番組は地元京都の建設屋の目から見た元気なまちづくりびとのご紹介や、その活動の最新のエピソードをお伝えしております。いつものように番組のお相手は当まちづくりチョビット推進室 絹川がお送りいたします。
さて、今日のゲストは実はご近所さんなんです。上京区、ブライトンホテルの正面玄関の対面にお住まいです。ご紹介いたします。“対話之町京都ヲ目指ス上京”の代表と言いますか、ジェネレーターと言いますか、小さな畑と書いて小畑(おばた)あきらさんでいらっしゃいます。小畑さんよろしくお願いいたします。
小: はい。“対話之町京都ヲ目指ス上京”の小畑です。よろしくお願いします。
絹: なんと、聞く所によると、小畑さんは昨日もこのスタジオで“KYOTO HAPPY NPO”でしゃべっていらっしゃるとか。なんかすごい偶然で、ダブルヘッダーで来ていただきました。ありがとうございます!
小: いえいえ、こちらこそ。ありがたいです。
絹: 実はリアルでは今日、初対面なんです。その前にモニター上で、ズームで、小畑さんがなさっている“対話之町京都ヲ目指ス上京”主催で解読会を体験しました。僕らになじみのある言葉では輪読会と言いますか。
小: そうですね。輪読会とか、読書会とも言いますね。
絹: 読書をネタに短い対話を、他の参加者がどういう風な事をしゃべられるか聞くことに重きを置いた読書会という、変わった手法をお取りになっています。そこで出会ったという、それがバーチャルな出会いです。
リスナーの皆さん、ごっつうおもろいことをしておられる人なんです。ということで、小畑さんがなさっている“置きベンプロジェクト”について、今日は語っていただこうと思います。ですから今日の番組タイトル、テーマについて、先ほど打ち合わせをしたのですが、小畑さん、ご自身の口からどうぞ。
小: はい、じゃあ、今日の番組タイトル、テーマ「置きベンってなあに?」ということですね(笑)。
絹: 私の口からももう一度、「置きベンってなあに?~まずはいっぺん座ってみようぜ!~」と題してお送りいたします。では、そもそも「置きベン」とは何なのでしょう。手元には素敵なチラシがあります。“オキベン ベンチ置くだけプロジェクト”という文字が踊っておりますが、まずは“置きベン”について教えてください。何が一体起こっているのでしょうか。
 

■エピソード1 置きベン? いったいなにが起こっているの?

●まずはベンチに座ってみてください
小: はい、ありがとうございます。まちづくりチョビット推進室に呼んでいただきました。まちづくりに僕はずっと関わって来なかったんですけど、なので“置きベン”というのがフライヤーと共に一人歩きしています。ラジオをお聞きの皆さん、もし京都ブライトンホテルの前をお通りの際は、ブライトンホテルの前に置いてあるので座ってみてください。ベンチのことです。
絹: ベンチ…。
小: はい、ベンチが置いてあるだけです(笑)。ベンチがホテルの向かいに置いてあるだけなので、良かったら、ちょっと座ってみてくださいということです。“ベンチ置くだけプロジェクト”という名前がついています。本当にその通りで、ベンチが置いてあるだけなので、お車で通りがかった時には、ちょっと見てやってください。
絹: これはラジオですので、言葉で説明するしかないんですけど(笑)、キリンビールの大きいビール瓶のケース、黄色いやつありますよね、それをコテンと2つ逆さにして、上に木の板を渡してあるだけですよね。
小: だけですけども、上京とか京都市内とかに置いていまして、ご高齢の方などが(僕もそのうちそこへ入っていくわけですけども)、足腰が悪くなって腰掛ける時に外れたら怪我をされますから、もうガチガチにつけてありますから、ひっくり返るというような事故は起こらないように考えています。
 

●毎週月曜日の午前中、ベンチを作っています

絹: それで先ほど教えていただいたのですが、毎週月曜日の午前中、小畑さんはご自身の事務所の前でこのベンチをつくり続けておられると。
小: そうですね。ほぼ用事がない限り、毎週月曜日の午前中、ブライトンホテルの前でコツコツベンチを作っています。ボランティアで手伝いに来てくださる方もいらっしゃいますけど、付近を歩いておられる方も「何をしてるんや?」という感じで見て行っていただいてます。
絹: “置きベン”のチラシの裏を返しますと、「座る」という大きい文字が書いてあって、「置きベンってなあに?」というところをちょっと読ませていただきます。
     “コンビニまでもう少しやけど、ちょっと座りたいなあ。
    荷物が重い、ちょっと休憩したいなあ。
    ちょっと座って、ボーっとしたいなあ。
    そんな風に思ったら、ちょうどいい所にベンチがある。
    いつでも自由に座れるベンチがまちの中にたくさんあると、
    ちょっと暮らしが良くなると思いませんか?
    ボーっとしながら、ただまちを眺めるもよし、
    通りすがりの人と挨拶を交わすだけでもよし、
    井戸端会議のようにおしゃべりもよし、
    ベンチからの眺めを味わってみてください。”
と書いてあるんです。これを最近、“ベンチを置くだけプロジェクト”を短くした“置きベン”というワードが小畑あきらさん曰く、一人歩きしていると。
 

●置きベンと子どもたちと…

小: 結構、「知っている方は知っている。でも僕は誰も知らない」みたいなね、そんなことになっていますけれども(笑)。
絹: ところがですよ。なぜ僕が小畑さんにゲストに来てほしいとお願いしたかと言うと、最近私の周りで3人の人から「小畑あきらさんて面白いよ」と聞いたんです。違う人からですよ。3人から聞いて、これは何かあるかもしれへんと、思わされてしまいまして。
で、このベンチを置こうと思い立たれたそもそもの事、情報としては第一号機はブライトンホテル京都の真ん前にあると。それから毎週月曜日の午前中は仕事がなければベンチを作っておられると。作っておられると、通りがかりの小学生が「おっちゃん、何してんのお?」と。そんなことが当たり前に起きていると。今は暑いけど、気候の良い時はベンチで宿題を始めたりすると。
小: すごいですよねえ。子どもたちは。
絹: これって、最近始まったことなんですか?
 

●置きベン、そもそもの始まり

小: そうなんです。実はこの“対話之町京都ヲ目指ス上京”という団体は、上京区民まちづくり活動支援事業の対象事業に指定していただいていまして、去年「対話の文化祭」というのをやりたかったのですが、残念ながらコロナでできなかったので、ベンチをまちに置いたらどうだろうというご意見をいただきまして、それで去年の9月から実際にベンチを置く活動をしています。
絹: 去年の9月からか。すみません、気が付かなかった。いやあ、前は通っていたんですよ。私の自宅は烏丸一条ですから、歩いて5分もかかりませんから、いやあ、しくじったなあと思ったけど、実は最近、“置きベン”の事がヤフーニュース等で大きく取り上げられたりして、色んな人の目に留まるようになっていると。注目されているんですね。なんでこんなに注目されるんでしょう?
小: たぶん皆さん、ベンチを置きたいとか、座りたいとか、潜在的に思っていらっしゃるんじゃないかと僕、思うんですよね。だって、なかなか座る所がない…。まあまあ、あるんですけどね。探せばあるんですけど。
なかなか座る所がなくなってきているようなきらいもありますし、地域でなかなかお話をする場というのも、このコロナで、特に独居の御老人とか、家の中にいなあかんみたいなことで、出歩かなくなったりしていますよね。
あとは昨今、気軽に挨拶したら、PTAのLINEで「怪しい人がいますよ」みたいなのが流れるとか、聞いたことがあったりして、挨拶1つなかなかできなくなりつつあるなと感じていたんです。
 

●置きベン効果 誰かわからないけどおしゃべりできる

小: ところが実際“置きベン”を置いてみると、座っていて「おはようございます」と言ったら、結構皆さん挨拶していただけるんですよね。通りすがりに知らない人に「おはようございます」は言いにくいし、言って無視されたら傷つくな…みたいなのもあるんですけど、何かね、“置きベン”に座っていて「おはようございます」と言うと、皆さん会釈していただくし、「おはようございます」と言ってもらえますし、だいたい3回くらい挨拶できたら、4回目くらいはあちらの方から声を掛けて頂いたりするんです。例えばおばあちゃんとかに、他の道端で会ったり、コンビニエンスストアで会った時に、ちょっと手を振ってあげるんですよ。もうそれで友達ですね。もういっぱいしゃべっていただけるので、何か誰かわからないけど、おしゃべりができる。そんなことを体感しています。
 

■エピソード2 広がる、広がる置きベンの輪

●ご協力いただける方が増えてきました
絹: ずっと作っておられると、先ほどおっしゃっていたじゃないですか。ボランティアの人も来ると。で、小畑さんのFacebookページを覗きに行くと、「ベンチの材料、あったらちょうだい」みたいな書き込みがあったり、「良い木、いただきました!」とかって、書いてありますよね。
小: そうなんですよ。“置きベン”というのが一人歩きしていて、本当に材木屋さんとかも非常に熱心に応援していただける方もいらっしゃって、実はさっきも「ちょっと使えるかどうかわからんけど、持っていくわ」という電話をいただいたり、本当に協力して下さる人が出てきていただけて、うれしい限りです。
絹: この写真、小さいところですけど、小畑さんの事務所の前に木がいっぱい立てかけてあって(笑)。
小: そうなんですよ。すごいですよねえ。たぶん思うんですけど、「ベンチ、ええな」と思ってくれはったんでしょうね。ありがたいことです。本当に。
絹: 潜在的に、多くの人たちの心の中に「ベンチみたいなやつ、欲しいな」って、思ったはると。で、たぶん堅苦しい言い方になりますけど、ベンチが何かを象徴してるみたいに感じてしまいます。
 

●うっかり出会う場をつくりたい―地域の中の集合性として

小: そうですよね。分断・分裂した社会とよく言われますけど、本当に個々がバラバラになっていますから、何かのイベントとか、何かのグループで集団をつくるというのは皆さんやっておられると思いますけど、地域の中の集合性ですよね。うっかり集まれる場所?
絹: あ、小畑さんの使われる言葉で、初めに僕の頭に刷り込まれたのは、「うっかり参加してしまった皆さん」とかって、他の方が使う「うっかり」と小畑さんの使う「うっかり」って、違うんですよね。『ああ、そうか。自分はうっかりと小畑さんの読書会にきてしまったんや』と(笑)。リスナーの皆さん、この「うっかり」の語感、イイ感じがしません?
小: うっかりですよねえ、これは僕のオリジナルじゃないんですけど(笑)、でもなんかいいですよねえ。示し合わせて何時にどこじゃなくて、うっかり挨拶ができるとか、そういう地域の中の井戸端会議というのがね、昔あったと思いますけど…。縁側も昔あったし、バッタン床几もありましたし、ああいうものがもう活用されないと言いますか、そもそも縁側がなかったり、井戸がなくなったりということで、人と人がうっかり出会う場所の装置として“置きベン”というのは、非常に有効かなというのは、置いてみて感じていますね。
絹: 話題になっている材木屋さんが「使って」と来られるということは、私のとこにも置かせて下さいという申し出があるということですね。
小: これ、基本的に歩道に置いたら怒られるので、ご自宅の敷地内で道路に面している所ということにはなりますけれども、そういった感じで共感していただけて、置いていただけるところ、もし「うち、置きたいな」ということがあったら、「ぜひ、いっぺん座りに来てください」ということですね。
 

●“チーム上京!”さんのこと

絹: 置きベンマップみたいなものに成長する可能性があって(今、勝手な思い付きですけど)、「あれ、置きベン、ここにも置いてはるの?」みたいなことになってくると、なんか楽しそうやなあ。
小: “チーム上京!”さんというのがおられまして、過去に「座れる所を地域の中で探そう」というイベントをされていたので、置きベンに限らず座れる所があったらうれしいですよね。そういうマップも今後できたら楽しいですよね。
絹: 実はその“チーム上京!”さんもお呼びして、ここのスタジオでしゃべっていただこうと画策をしておりましたが、コロナの第7波で「ちょっと待って」みたいな感じになりましたけど、“チーム上京”の方々からも小畑さんの名前を聞きました。“チーム上京!”は、“おれんじサロンひと・まち”と、認知症カフェの参加者からスピンアウトしたとか。
あ、そうだ!小畑さんに関係あるとしたら、足立はるおさんと言って、認知症の当事者の方が地域に居場所が欲しいというので、 “チーム上京”の人たちと交流が始まって、置きベンは足立はるお邸にも置いてあるということです。
小: 実はブライトンホテルの前が第一号なんですけど、その次ですね。そういう意味では本当の第一号は足立邸に置かせていただいてますね。
 

●置きベンがつなぐ縁

絹: これもリアルではなく、バーチャルですけど、Facebookのホームページかどこかで足立はるお邸の前にベンチが置かれて、上京区で“珈琲男団”というコーヒー好きのおじさんたちが、コーヒーを淹れに行くぞということをやっていらっしゃって、ベンチの付近で皆さんとコーヒーを飲んで談笑されている写真を見たことがあります。
小: 屋台を作っておられる方もいらっしゃいますし、コーヒーをやっておられる方もいらっしゃいますし…。
絹: 屋台と言えば、上京朝カフェの石﨑さんと違いますか?
小: そうですね。皆さん、色々な活動をされている、僕は残念ながら今までそういう方たちとの繋がりがなかったんですが、置きベンが繋いでくれているという感じですね。
絹: リスナーの皆さん、先ほども申しましたが、最近私の知り合いの3人から同時に、「小畑さんって、知ってる?面白いで!」と言われたと。これはなんかあると思ったら、やっぱりなんかありました。
小: ありがとうございます。
絹: それで今その置きベンは何個くらい嫁入りしてるんですか。
小: 一応8個くらいは探せばあるとおもうんです。
絹: 既に8個も!
 

●“自主ベン”も発生しています

小: はい、探してください(笑)。それから“自主ベン”というのもありまして、賛同された方が「うちにあるのを自前で出します」という所もあるんです。
絹: 学生時代の早ベンならぬ、自主ベンですね(笑)。
小: なのでこういう置きベンがたくさんできたら、そこで皆さんと対話ができればいいなと思って、そういう対話というのも、広めていきたいなと思っています。
絹: ハードルが低い、参加しやすい形でものすごく上手に工夫されたものが置きベンだと感じていまして、大上段に振りかぶって高邁な理想を語る前に、ただ座れと(笑)。「一緒に座ってみませんか?」と。
こうやってお聞きしていると、非常に奥行きの深いものを感じておりまして、対話というものにこだわっていらっしゃいますし、我々がこの越し方、色々分断分断で、僕自身もハサミで色んな関係をチョキチョキされて育ってしまった。昔の僕らの御先祖さんの時と、ちょっと違うのとちゃうかと。色々暮らしにくいとか、生きにくいという言葉が出てますけど、それにはチョキチョキハサミが関わっているのと違うかと、勝手に思っていた部分があるんですよ。その辺、小畑さんも実は同じように思っておられるんだなと、ちょっとずつわかってきました。
小: ありがとうございます。
絹: その分断をベンチという非常に作りやすいと言うか、アクセスしやすい方法で、なんとか接着し直そうとかかっていらっしゃる方が、小畑あきらさん。それも“対話之町京都ヲ目指ス上京”というチームを率いてらっしゃる。
小: そうですね。まずは上京から。最終的には京都が対話の町になればいいなと思っています。
 

■エピソード3 ベンチのその次へ ~ 対話がもたらすもの

●オープンダイアローグを学んでみませんか
絹: この先、対話について一緒に学びませんか?と、ベンチの次は対話ということを標榜されております。オンラインでの読書会、結構真面目な読書会なんです。で、ちょっと聞きなれない言葉かもしれませんけど、「ひきこもり」・「まちづくり」・「自殺希少地域(自殺が少ないエリアについて)」・「支援者支援」・「対話オープンダイアローグ」・「リフレクティングプロセス」などのキーワードにピンときた人は是非、オープンダイアローグについて学んでみませんかということです。
小: 是非!「オープンダイアローグ」は統合失調症の人が対話で治るというフィンランドで30年の実績があるものです。対話については、今皆さん「対話はいいよね」という認識はあると思いますが、そういう病気が治るような対話があるわけです。そういうものを皆さんと一緒に学んで増えていくベンチで、誰かわからない人と対話ができたりしたら、さっき言われたチョキチョキ切られた私たちがちょっとずつ繋がりを回復すると言いますか、やっぱり人って、孤立すると危ないですからね。だから僕は今、日本がそっちの方に向かっているような感じもしていているんです…。
 

●住宅の形とダイアローグがコラボをすれば…

絹: そっちに向かっている片棒を担いでしまった建設業者の1人が私でした。と言うのもワンルームマンションのお仕事を頂戴したら「へえ、おおきに」と言っていますし、オートロックのマンションで、お隣さん、上階の方下階の方、どなたが住んでいるか挨拶もようしまへんというような建物も、正直つくってまいりました。それって、あんまり良くないですよねえって、建設屋が言ったら、石が飛んできそうですよね。
小: いえいえ、でも先ほど、この打ち合わせで絹川さんから聞かせてもらったコレクティブハウス、これはスウェーデンらしいですけど、オープンダイアローグはフィンランドで、リフレクティングプロセスというのはノルウェーなんです。これ、住宅の形とダイアローグというのがコラボすると、非常に強力に地域を復活させると言うか、生きやすい、孤立しないまちづくりというのを、すごく可能性を感じましたね。
絹: 今、とんでもないお話が出ております。とても30分で収まりきらない広大なテーマになってきましたので、また小畑さんにはシリーズ化するかもしれませんので、その時はよろしくお願いします。
小: いえいえ、私でよければ(笑)。
 

●対話についてのイベント、10月15日に開催します!

絹: このベンチから始まる、チョキチョキから繋がると、対話と、治療的効果とか、みんなが元気になるかもしれない対話の仕方を目指すための、さらなるワルダクミのイベントを用意しておられます。この10月の15日。
小: 土曜日です。場所は西陣織会館。
絹: もうすでに会場を押さえておられるわけですね。ちょっとこれ、説明していただけますか。
小: 西陣織会館の4階、112坪のイベントホールを借りちゃいました。理由はコロナ対策、これだけ広かったらなかなか中止にはならないかなと思いました。あまりに広すぎるので、色んなゲストには来ていただくのですが、京都の上京でまちづくり・地域づくりに頑張っておられる方のプレゼンテーションの場ということですね。何かフリーマーケットみたいな感覚で出ていただける、タダで出展していただける、タダで来場していただける、そういうものを今、企画しています。
 

●森川すいめいさんも来られます!

絹: 私も屋台と言いますか、いっそテーブルで「コレクティブハウジング広めませんか?」みたいな形で参加しようと思いますし、椅子やベンチがぐるっと車座に並んでいて、そこに座って勝手に対話が始まる、「なんでも話して!」みたいなフリートークスペースが用意されています。そしてゲストがまた、綺羅星のごとく、一部の皆様にはものすごいという、僕は森川すいめいさんという精神科医を知らなかったのですが、一冊本を読んで度肝を抜かれました。すごい人です。オープンダイアローグの日本の第一人者という触れ込みです。
小: そうですね。ご本人、来られます。
絹: これまたホームページとか、関連のデータを付けておきますので、是非アクセスしてください。置きベン、手作りのベンチを置こうぜというところから始めていらっしゃる。それも去年の9月から。その方に今すごく注目が集まっています。上京区の住人であらせられます。なぜなんでしょう。我々の無意識に共通に何かチョキチョキされてきて、これ以上チョキチョキされ続けたらまずいんちゃう?というところに小畑さんの置きベンがガチっと心を掴んでしまったのかもしれません。是非、小畑あきらさん、“対話之町京都ヲ目指ス上京”このチームにご注目ください。
この番組は心を建てる公成建設の協力と京都市景観まちづくりセンターの応援でお送りいたしました。
投稿日:2022/08/18
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