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まちづくりチョビット推進室
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第213回 ・自分のできる事が誰かの役に立つ~「循環型地域共生社会」って何?

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服: 服部 加奈子 氏(inote+P(あいのてぷらすぴー) 代表)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
                           (右:服部 加奈子 氏 左:絹川)
◼︎概要

inote+P(あいのてぷらすぴー)の代表・服部 加奈子 氏が、循環型地域共生社会の実現に向けた活動について語った。自分のできることが誰かの役に立ち、感謝が返ってくる役割と感謝の循環を目指し、子ども新聞による地域取材活動と向島アクアベースでの洗濯物畳み体験を通じて、世代を超えた人間関係の構築と地域活性化を推進している。

◼︎要点一覧
・循環型地域共生の定義:自分のできることが誰かの役に立って、それが自分の楽しみとして返ってくる役割と感謝の循環のことである。存在するだけでも社会に貢献できる価値観を持つ社会の実現を目指している。
・子ども新聞活動の意義:子どもたちの柔軟な視点で地域や企業を取材し新聞化することで、大人が凝り固まった頭を柔らかくし、幼心を思い出させる循環を生み出している。
・向島アクアベースの社会実験:洗濯物を畳む手仕事を通じて、金銭的報酬ではなく、おしゃべりや手仕事ができる場を提供することで、参加者の役割感と繋がりを生み出す仕組みである。
・向島ニュータウンの現状課題:伏見区南部の市営住宅で、少子高齢化により空き家が増加し、人口減少と子どもの減少が進行している地域である。
・循環型地域共生の背景:代表の20年間の高齢者介護経験から、年を重ねるにつれ社会との繋がりが減少し役割を見失う現実を目の当たりにしたことが、年を重ねることがわくわくする社会を目指す原点となっている。
・目指す未来社会の形:世代や立場を超えて、人々が自分の役割を生かし合い、働く・学ぶ・支え合う・楽しむを循環させながら、地域全体で共に暮らしをデザインしていく社会である。

◼︎ネクストアクション
・建設現場の取材企画を検討する。「鳥人間コンテスト」人力飛行機プラットフォーム施工の40年以上の実績を持つ公成建設の現場への子ども新聞取材を実現する。
・向島アクアベースを月1回の定例化に向けて準備を進める。春からのスタートを目指して調整中である。
・ケアと町づくりをテーマにした5つのプログラムを1月24日から2月28日の期間で実施する。第1回目は1月24日土曜日16時から、医療・福祉事業とコミュニティ事業を展開する会社を運営する理学療法士で「境界線を曖昧にする〜ケアとコミュニティの関係を耕す」著者・糟谷 明範 氏を招いて開催する。

◼︎決定事項
・向島アクアベースの社会実験を月1回の定例化に決定した。参加者からの継続開催要望を受けて、春からのスタートを予定している。
・inote+Pと堀川商店街内の交流拠点「knocks! Horikawa」のコラボレーションにより、ケアと町づくりをテーマにした5つのプログラムを1月24日から2月28日の期間で実施することに決定した。

◼︎質問と回答
Q. 循環型地域共生とは何か
A. 自分のできることが誰かの役に立って、それが自分の楽しみとして返ってくる役割と感謝の循環のこと。そこに存在しているだけでも役に立つことがあり、ありがとうという感謝が生まれるような社会

Q. inote+Pの主軸となっている活動は何か
A. 子どもたちが新聞記者になって地域や企業を取材する『こども新聞』という活動。見出しや文章はほとんど子どもたちが作成している

Q. こども新聞の活動を通じてどのような循環が生まれるのか
A. 子どもたちの柔らかい視点で街や企業を見て、それを新聞という形で地域に発行することで、大人たちが幼心を思い出したり、子どもの目線を再確認したりする新たな視点が生まれる循環

Q. こども新聞の取材先はどのように決定されるのか
A. 大人編集長である代表が、できるだけ子どもたちのリクエストを受けて取材先を探している。ただしリクエストを聞いたからといって必ずしも実現するわけではない

Q. 子どもたちから出ている取材先のリクエストにはどのようなものがあるか
A. 和菓子屋さん、図書館、建設現場などのリクエストが参加している子どもたちから出ている

Q. 建設現場への取材ではどのような反応が子どもたちから出たのか
A. 工事休みの日の建設現場で家の土台を見せてもらった際、赤いホースと青いホースの水道パイプが通っているのを見て、血液の静脈と動脈のような配管が通っている理由について不思議に思う子どもたちがいた

Q. 向島アクアベースとはどのような取り組みか
A. 洗濯物を畳むという手仕事を通じて、その対価でコーヒーを飲める集いの場。株式会社アグティとinote+Pが協働で実施している社会実験

Q. 向島アクアベースに参加した方からはどのような声が出ているのか
A. 金銭的な報酬ではなく、手仕事をしながら皆と喋れて美味しいコーヒーが飲める場が、今後も継続してあるといいなという声が出ている

Q. 向島アクアベースの今後の予定は何か
A. 月1回の定例化を目指しており、春からスタートできそうな状況にある

Q. 向島ニュータウンはどのような場所か
A. 伏見区の南の方にある向島地域の中にある市営住宅。13階建てで、1つの街区に6棟から8棟の建物が建っており、11の街区がある。現在は空き家が多く、少子高齢化により人口が減少し、子どもが大幅に減少している

Q. 向島アクアベースの活動場所はどこか
A. 「むかちゅうひろば」というコミュニティースペース。廃校になった向島中学校の跡地に建てられた住宅の敷地の一角にあり、元々住んでいた地域の人と新しく住まわれた地域の人が一緒にそのスペースを盛り上げていく場所

Q. 服部 加奈子 氏が循環型地域共生という考え方を生み出した背景は何か
A. 約20年間高齢者介護の仕事をしてきた経験の中で、年を重ねることで社会とのつながりが減っていき、自分の役割を見失いがちになる現実を目の当たりにしたこと。年を重ねていくことがわくわくするような社会になってほしいという想いから

Q. 服部 加奈子 氏が介護の仕事を通じて気付いたことは何か
A. 介護の仕事はただお世話することではなく、その方と対話を楽しみ、日々の暮らしの中での言葉から本当の意味を見つけていくこと。その方達の役割ややりたいことを社会に繋げていくような仕組み作りがしたいと気付いた

Q. 今後目指している社会の形はどのようなものか
A. 世代や立場を超えて人々が自分の役割を生かし合って、働く、学ぶ、支え合う、楽しむを循環させながら地域全体で共に暮らしをデザインしていく社会

Q. 循環型地域共生の実現に向けた具体的な取り組みは何か
A. 向島アクアベースという社会実験として、子ども新聞や洗濯物をみんなで畳むなどの活動を実施しており、これまで2回実現し、今後は月に1回の実施を予定している

Q. ケアと町づくりをテーマにしたプログラムの実施期間はいつか
A. 1月24日から2月28日の間に実施される

Q. プログラムの第1回目はいつ開催されるのか
A. 1月24日土曜日16時から開催される

Q. 第1回目のプログラムのテーマは何か
A. 境界線を曖昧にするケアとコミュニティーの関係を耕すというテーマで、考える、語る、味わうをコンセプトに企画されている

◼︎トピックス
1.循環型地域共生の定義
・自分のできることが誰かの役に立ち、それが自分の楽しみとして返ってくる役割と感謝の循環。
・そこに存在しているだけでも感謝される社会。人間がいるだけで空気の色が変わり、役割と感謝の循環が生まれる。

2.子ども新聞事業
・子どもたちが新聞記者になり、地域や企業を取材する活動。2025年8月号など複数号を発行。
・見出しと文章はほぼ子どもたちが作成。A3両面カラー印刷で第10号まで発行。
・子どもの柔らかい視点で地域や企業を見て、大人に新たな視点を提供する循環を創出。
・大人編集長が子どもたちのリクエストを受けて取材先を探す。和菓子屋、図書館、建設現場など多様な取材先。
・建設現場での取材では、子どもたちが家の土台の赤青パイプ配管に興味を示し、不思議さを感じる。

3.向島アクアベース事業
・株式会社アグティと協働。伏見区向島で洗濯物を畳み、その対価としてコーヒーが飲める社会実験。
・2回の社会実験を実施。参加者は金銭報酬より、手仕事、会話、コーヒーという場の価値を評価。
・参加者から継続開催の要望があり、今後月1回の定例化を検討。春からのスタートが見込まれる。
・洛西ニュータウンでも同様の実験を実施。学生と高齢者が交流し、お茶やお菓子を共有する場が形成。

4.向島ニュータウンの現状
・伏見区南部の市営住宅。13階建て、11工区に分かれ、1工区に6~8棟の建物。
・かつて人口9000人規模だったが、現在は空き家が多く、少子高齢化で人口減少。子どもの数が大幅に減少。
・向島中学校が廃校となり、その跡地に新築住宅が建設。敷地の一角にコミュニティスペース「むかちゅうひろば」が設置。
・「むかちゅうひろば」は元住民と新住民が協働で盛り上げるコミュニティスペース。

5.高齢者介護の経験と社会への問題意識
・20年間の高齢者介護経験から、年を重ねるにつれ社会との繋がりが減少し役割を見失う現実を目撃。
・年を重ねることが悲しいのではなく、繋がりや知識が増えていくわくわくする社会を目指したい。
・介護はお世話ではなく、対話を通じて本当の意味を見つけ、役割を社会に繋げる仕組み作りが重要。

6.循環型地域共生の概念
・年を重ねるほど社会との繋がりが薄れるのではなく、逆に分厚くなる生き方を作ることが目標。
・傾聴ボランティア活動を通じて、認知症の方の話を聞く中で、同じ話でも表情や文脈が異なることを発見。
・何度も訪問することで、その方の本当の想いや辛さが見えてくる経験をしている。

7.目指す未来の形
・世代や立場を超えて、人々が役割を生かし合い、働く・学ぶ・支え合う・楽しむを循環させる社会。
・地域全体で共に暮らしをデザインしていく社会の実現を目指している。
・4つのキーワード:働く、学ぶ、支え合う、楽しむ

8.具体的な社会実験と取り組み
・こども新聞や洗濯物を畳むなどの向島アクアベース社会実験を2回実施。
・渦中広場を月に1回開催し、町の縁側・サードプレイスとして定着させる計画。

9.来年のイベント告知
・inote+Pと堀川商店街内の交流拠点「knocks! Horikawa」がコラボし、ケアと町づくりをテーマにプログラムを実施。
・期間は1月24日から2月28日、5つのテーマの企画を予定。
・第1回は1月24日土曜日16時から、医療・福祉事業とコミュニティ事業を展開する会社を運営する理学療法士で「境界線を曖昧にする〜ケアとコミュニティの関係を耕す」著者・糟谷 明範 氏を招き、ケアとコミュニティーの関係について考える。

投稿日:2026/01/01

第212回 ・「妊娠から子育て公開講座」スタート!~子育て応援の専門家勢ぞろい~

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中: 中本 晴夫 氏(社会福祉法人 京都府社会福祉事業団 理事長
勝: 勝山 久美子 氏(社会福祉法人 京都府社会福祉事業団 妊娠・子育てセンター長)
竹: 竹原 智美 氏(社会福祉法人 京都府社会福祉事業団 本部事務局 妊娠・子育て相談センター チームリーダー)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
◼︎概要
京都府社会福祉事業団が実施する「妊娠から子育てSNS相談事業」の進捗報告と公開講座の紹介番組である。5か月間で669件の相談(子育て481件、妊娠SOS188件)を受け、LINE相談により敷居の低い支援体制を構築している。12月13日から4回シリーズの公開講座を開始し、親性発達や発達支援、妊活心理、グリーフケアなど多角的な支援を展開する。◼︎要点一覧
・SNS相談事業の実績:約5か月間で総合相談481件、妊娠SOS相談188件、計669件の相談を受け、平均1日7件のペースで対応している。リピーターも多く、最多相談者は42回の利用実績がある。
・LINE相談の特徴と利点:匿名性と気軽さにより、電話や窓口では相談しにくい簡単な悩みや個人情報を避けたい相談者が利用しやすい。短いメッセージに対して信頼関係を構築し、適切な支援先へのつなぎ役となっている。
・対応専門家の体制:助産師、保健師、保育士、社会福祉士、公認心理師の5職種が対応。社会福祉事業団全体では35職種300人超の専門家が配置されており、多角的なサポートが可能である。
・妊娠SOS相談の特性:10代後半の若年層からの相談が圧倒的に多く、親に言えない妊娠に関する悩みが中心。短いメッセージでの対応を通じて、信頼関係構築と支援先への橋渡しを重視している。
・公開講座シリーズの開催:12月13日から4回シリーズで開催。第1回は京大の名は政子教授による親性発達講座、第2回は発達支援、第3回は妊活心理カウンセリング、第4回はグリーフケアをテーマとする。
・グリーフケアの重要性:妊娠者の15%が流産を経験するデータがあり、流産・死産経験者の心身ケアは重要な支援分野である。社会的に語られにくいテーマだが、人生における必然的な悲しみへの対応として位置づけられている。

◼︎ネクストアクション
・12月13日(土曜日)14時から妊娠から子育て公開講座第1回(親性発達講座)を会場およびオンラインで開催する。参加申し込みは社会福祉事業団ホームページまたはキーワード「妊娠から子育て公開講座」で検索して受け付ける。:社会福祉事業団
・1月11日(日曜日)に公開講座第2回(発達支援セミナー)を開催。京都府立こども発達支援センターの平井小児科医師と公認心理師の酒井先生が、発達特性のあるお子さんの理解と支援について講演する。:社会福祉事業団
・2月11日に公開講座第3回(妊活応援セミナー)を開催。生殖心理カウンセラーの垂水みなと先生が、妊活・不妊治療中のパートナー関係と心理面のサポートについて講演する。:社会福祉事業団
・公開講座第4回(グリーフケアセミナー)を開催。流産・死産経験者の心身ケアについて、子供を亡くした家族の会「小さな命」を運営する坂下先生が講演する。:社会福祉事業団
・京都府および京都市のホームページに妊娠から子育て公開講座の情報を掲載し、受付窓口へのアクセスを確保する。:京都府・京都市
・地下鉄および市バスに「きょうと妊娠から子育てSNS相談」および「妊娠SOS」のポスターを掲示し、LINE相談の認知度向上を図る。:社会福祉事業団

◼︎決定事項
・妊娠から子育てSNS相談事業は5か月間で669件の相談実績を達成し、事業継続が決定された。
・妊娠から子育て公開講座を4回シリーズで開催することが決定。12月13日から開始し、親性発達、発達支援、妊活心理、グリーフケアの4テーマで実施する。
・LINE相談の対応方針として、相談者の短いメッセージに対して簡潔に返答し、信頼関係構築と適切な支援先への橋渡しを重視することが確認された。
・社会福祉事業団と京都三条ラジオカフェが連携し、今後さらなるラジオ番組の可能性について検討することが決定された。

◼︎質問と回答
Q. 「きょうと妊娠から子育てSNS相談事業」の相談件数はどのくらいか
A. 約5か月間で、子育ての総合相談が481件、妊娠SOS相談が188件、合計669件。毎日平均7件程度のご相談を受けている

Q. SNS相談はどのような方法で行われているのか
A. LINEで気軽に相談できる。匿名で個人情報を入れなくても利用でき、相談しやすい場所となっている

Q. 子育て相談ではどのような内容が多いのか
A. 特に乳児期(1歳までの赤ちゃん)を子育てしているお母さんから、母乳やミルクの量、洋服の選び方など、様々なご相談をいただいている

Q. 相談者の中でリピーターはいるのか
A. はい。現在42回程度ご相談いただいている方もいる。毎回異なる内容で、母乳、室温、食事など多岐にわたっている

Q. 妊娠SOS相談の相談者の特徴は何か
A. 子育て相談は20代~30代の保護者が多いのに対し、妊娠SOS相談は10代後半の方が圧倒的に多い。親には言えないような相談が多く寄せられている

Q. LINE相談に対応している専門家はどのような職種か
A. 助産師、保健師、保育士、社会福祉士、公認心理師の5分野の専門家が対応している

Q. 社会福祉法人京都府社会福祉事業団の職員構成はどのようになっているのか
A. 35職種、300人強の職員が在籍している

Q. 妊娠から子育て公開講座スタートはいつ開催されるのか
A. 1番直近は12月13日土曜日14時から。その後1月11日、2月11日と続く4回シリーズ。会場でもオンラインでも参加可能

Q. 12月13日の公開講座ではどのような内容が予定されているのか
A. 京都大学大学院教育学研究科の明和 政子教授を講師にお招きし、孤独な育児ではなく集団での子育てについて、また親の脳が子どもとの関わりの中で育っていくことについて学ぶ予定

Q. 公開講座の申し込み方法は何か
A. 社会福祉法人京都府社会福祉事業団のホームページを確認するか、キーワード「妊娠から子育て公開講座」で検索すれば、京都府・京都市のホームページでも情報が掲載されている

Q. LINE相談の返信方法の特徴は何か
A. 相談者が1~2行の短いメッセージを送ってくるため、相談者が求めていることに寄り添った簡潔な返信をしている。長すぎる回答は読まれないため、相談者の質問に直接答える形式を取っている

Q. LINE相談の役割は何か
A. 直接的な支援や窓口への案内ができるわけではなく、まず信頼関係を築き、相談者が支援してくれる人や窓口があることを感じていただくための最初の窓口として機能している

Q. 子育てセミナー2ではどのような内容が扱われるのか
A. 子どもの行動にこだわりがあったり、コミュニケーションが苦手な場合の理解と支援、発達特性のあるお子さんの自己肯定感を高める関わりについて、オンラインと会場両方で受講できる

Q. 妊活応援セミナーではどのようなテーマが扱われるのか
A. パートナーと向き合う妊活、不妊治療心理カウンセリングの現場から、認可治療中の方の心理面をサポートする内容

Q. グリーフケアセミナーのテーマは何か
A. 流産や死産を経験された方の心や体の状態を理解して、ご自身の悲しみをケアしていくというテーマ

Q. 流産の発生率についてのデータはあるか
A. 妊娠された方の15パーセントが流産するというデータがある

Q. 公開講座はいつ開催されるのか
A. 令和8年1月11日日曜日

◼︎トピックス
1.「きょうと妊娠から子育てSNS相談事業」の実績
・約4~5か月で総合相談481件、妊娠SOS相談188件、合計669件の相談を受付。平均毎日7件程度。
・リピーターが多く、最多相談者は42回の相談実績。内容は母乳、衣類、温度管理など多岐にわたる。
・パパからの相談も増加。出産後6~8日目から動画を送付するなど、客観的で整理された情報が得られる。
・相談者は20~30代の保護者が多い子育て相談に対し、妊娠SOS相談は10代後半が圧倒的多数。
・LINE相談は匿名で個人情報不要のため、敷居が低く相談しやすい環境を実現。

2.相談対応体制
・助産師、保健師、保育士、社会福祉士、公認心理師の5職種の専門家が対応。
・京都府社会福祉事業団全体では35職種、300人強の専門家が在籍。
・LINE相談では1~2行の短いメッセージに対し、相手の求めることに寄り添った簡潔な返答を心がけている。
・信頼関係構築を重視し、相談者が支援システムや相談窓口へつながるための最初の窓口として機能。

3.妊娠から子育て公開講座スタート
・4回シリーズの公開講座を開催。12月13日土曜日14時に最新講座を予定。
・京都大学大学院教育学研究科の明和 政子教授を講師に招聘。NHK「すくすく子育て」番組で知見を得た。
・講座テーマは「孤独な育児」から「集団での子育て」への転換。人間は本来集団で子育てするべきという研究成果を紹介。
・親性は関わりを通じて育つ。父親も子どもとの関わりを増やすことで親としての脳が発達するという研究知見を共有。

4.社会的背景と変化
・育児休暇を取得する男性技術者が増加。国交省でも現場対応の工夫により対応可能に。
・時代が変わりつつあり、子育てだけでなく親自身も成長する認識が広がっている。
・育児参加により男性の視野が広がり、他者への理解や価値観が拡大する傾向。

5.妊娠から子育て公開講座について
・男性の育休取得が企業の姿勢として評価される時代へ。世代による意識変化が進行中。
・申し込みは社会福祉事業団のホームページまたは「妊娠から子育て公開講座」キーワード検索で可能。
・京都府京都市との共済事業として実施。両自治体のホームページでも案内掲載。

6.4回シリーズセミナーの内容
・セミナー1:教授による子育て支援。1月11日、2月11日に開催予定。
・セミナー2:京都府立こども発達支援センターの平井小児科医師と公認心理師の酒井先生が、発達特性のあるお子さんの自己肯定感を高める関わりについて講演。オンライン・会場両方で受講可能。
・セミナー3:妊活応援セミナー。生殖心理カウンセラーが妊活・不妊治療の心理面をサポート。京都府立医科大学附属病院精神科足立病院生殖医療センターの垂水みなと先生が講演予定。
・セミナー4:グリーフケアセミナー。流産や死産を経験された方の心身ケアについて。子どもを亡くした家族の会「ちいさないのち」代表の坂下 裕子先生が「子供を亡くした家族の会小さな命」の観点から講演。

7.グリーフケアについて
・グリーフケアは妊娠された方の15%が経験する流産に関連する重要なテーマ。
・流産や死産は大きく語られない分野だが、人生の中で向き合わなければならない悲しみ。
・誰もが身内にそのような経験者がいる可能性があり、注目すべき重要なテーマ。

8.子育ての社会的変化
・従来は女性が子育てを一人で担う傾向があったが、現在は親世代も含めて皆で子育てする時代へ。
・建設業など様々な業界からも子育て支援の働き方が可能。
・シェアハウスやグループホームなど、血縁のない人との共生モデルが注目される。
・象さん家など新しい家族形態の実例が存在し、複数の大人で子育てする環境が構築可能。

投稿日:2025/12/01

第211回 ・叡山電鉄100周年おめでとうございます ~ 何やら一杯しかけたはります!

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豊: 豊田 秀明 氏(叡山電鉄株式会社 代表取締役社長)
中: 中西 喜芳 氏(叡山電鉄株式会社 総務部課長)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
          (左:豊田 秀明 氏  右:中西 喜芳 氏)
◼︎概要
叡山電鉄の開業100周年を記念した各種プロジェクトについての説明会。新観光列車「舞」の導入、出町柳駅での沿線風景を中心に据えた 鳥瞰 図の展示、京都芸術大学・京都精華大学との包括連携協定に基づく「未来のえいでん」アートプロジェクトなど、複数の記念企画の実施内容が報告された。

◼︎要点一覧
・新観光列車「舞」の特徴:着物をモチーフとしたデザインで、川島織物セルコンが外装・内装をデザイン。パノラミックウィンドウを備え、観光に特化した車両として開発
・大学との包括連携協定:京都芸術大学・京都精華大学と包括連携協定を締結し、地域活性化に向けた協力体制を構築
・「未来のえいでん」アートプロジェクト:両大学の学生作品を各駅に展示。プロのアーティストも参加し、駅施設を活用したアート展示を実施

◼︎ネクストアクション
・紅葉の徐行運転とライトアップを11月7日から実施:叡山電鉄

◼︎決定事項
・「未来のえいでん」アートプロジェクトを10月25日から12月7日まで開催

◼︎質問と回答
Q. 叡山電鉄の新しい観光列車「舞」の特徴は何か
A. 着物をモチーフにしたデザインで、川島織物セルコンがデザインを担当。上部に広いパノラミックウィンドウがあり、つり革は和風素材、マンションホールは簪に見立て、座席シートは帯をイメージしたデザインとなっている

Q. 叡山電鉄の観光列車「ひえい」のデザインの由来は何か
A. 比叡山と鞍馬山という2つの霊峰にちなんで、だ円をモチーフにしている。前面、側面の窓、握り棒など全てがだ円で構成されており、鉄道友の会のローレル賞を受賞している

Q. 叡山電鉄の紅葉シーズンの取り組みは何か
A. 11月7日から紅葉の徐行運転とライトアップを実施。展望列車「きらら」で観光客向けに紅葉狩りを楽しめるサービスを提供している

Q. 出町柳駅に展示されている鳥瞰図の特徴は何か
A. 京都精華大学の堂野 能伸 氏が描いた空からの町の眺めで、叡山電車沿線の風景、神社仏閣、公園に加え、京都市内や大阪、名古屋、富士山まで描かれており、2025年ならではの風景も含まれている

Q. 「未来のえいでん」アートプロジェクトとは何か
A. 叡山電鉄の各駅に京都精華大学と京都芸術大学の学生の作品を展示するプロジェクト

Q. 副産物物産展の作品はどこに展示されているか
A. 叡山電鉄の比叡山口駅に展示されており、踏切の遮断機や電車の部品などの廃材をアート作品として仕上げたもの

Q. 中野 裕介 氏のパラモデルの作品はどこに展示されているか
A. 貴船口駅と鞍馬駅の2駅に展示されており、貴船口駅ではプラレールを使って樹木の根が伸びていくような作品を展開している

◼︎トピックス
1.出席者紹介
・叡山電鉄の豊田社長と中西課長が出席

2.叡山電鉄100周年の概要
・2025年9月27日に開業100周年を迎え、地域や関係者への感謝を表明。単なる移動手段以上の価値を提供する企業を目指している。
・紅葉シーズンの特別運行として11月7日から紅葉の徐行運転とライトアップを実施予定。

3.特徴的な車両について
・展望列車「きらら」は片側がガラス張りで観光客に人気。インバウンド需要も増加している。
・観光列車「ひえい」は楕円をモチーフとしたデザインで、比叡山と鞍馬山という2つの霊峰を表現。鉄道友の会からローレル賞を受賞。
・100周年記念として新車両「舞」をデビュー予定。川島織物セルコンによる着物をモチーフとしたデザインを採用。

4.100周年記念企画
・出町柳駅に鳥瞰図を展示。京都精華大学講師の堂野義信氏による作品で、叡山電鉄沿線の風景や様々な地域の様子を描写。
・「未来のえいでん」アートプロジェクトを10月25日から12月7日まで実施。

5.大学連携の背景
・叡山電車沿線には京都芸術大学、京都精華大学など芸術系大学が多く、文教地区としての特徴がある。両大学と包括連携協定を結んでいる。
・鉄道会社として町の発展が重要であり、大学の発展が地域の活性化につながるという考えから連携を推進。

6. 「未来のえいでん」アートプロジェクト
・両大学の学生作品を叡山電車の全駅で展示する企画を実施。学生たちに作品発表の場を提供。
・プロの芸術家による特別企画として、副産物物産展による廃材アート作品を比叡山口駅に展示。
・中野 裕介 氏とパラモデルによる、プラレールを使用した大規模インスタレーションを貴船口駅と鞍馬駅に設置。
・出町柳駅では未来をイメージした大型絵画を展示するなど、各駅で多様なアート作品を展開。

 

投稿日:2025/11/20

第210回 ・Jam Sessionz ナイトってご存知ですか?~偏愛が奏でる協奏曲

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西: 西村 遥加 氏(京都三条ラジオカフェ 放送局長)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
                      (右西村 遥加 氏 左:絹川)
◼︎概要

Jam Sessionz ナイトというイベントの振り返り会話。音声発信メディアの多様化と京都での情報発信の意義について議論。ポッドキャストやコミュニティFMなど、新しい音声メディアの可能性と、京都における地域密着型の情報発信の重要性が語られた。

◼︎要点一覧
・Jam Sessionz ナイトの特徴:様々な立場の人が集まり、肩書や役職に関係なく対話する場として機能している
・音声メディアの現状:若い世代を中心に音声発信者が増加し、ポッドキャストなどの新しい形式が普及している
・京都の情報発信の特徴:地域に根ざした人々の活動や価値観を発信する場として機能している

◼︎ネクストアクション
・ラジオカフェでの番組制作の募集・促進:西村局長

◼︎決定事項
・音声コンテンツのアーカイブ化と文字起こしを継続して実施する

◼︎質問と回答
Q. ラジオカフェには現在何番組ぐらいあるのか
A. 68から100の間を行き来する番組数がある

Q. ラジオカフェの独自制作番組はどのようなものがあるのか
A. 西村氏と藤本事務局長が担当する2つの番組があり、西村氏の番組は居酒屋トーク風、藤本氏の番組は社会派でまちづくりや地域に関する内容を扱う

Q. Jam Sessionz ナイトとは何か
A. 様々な方々が肩書や役職に関係なく出会うことで生まれる交流を、ジャズのセッションになぞらえたイベント

Q. ラジオ番組の収録内容はどのように保存・活用されるのか
A. 文字起こしを行い、必要な画像データも添付してホームページ上のサーバーに保管され、広報ツールとして活用できる

Q. ラジオ番組出演の副次的効果は何か
A. 普段出会えない人との出会いの機会創出、自身の考えの言語化、家族への活動報告、ゲストのモチベーション向上などの効果がある

Q. 音声コンテンツの技術的進化はどうなっているか
A. AIによる要約プログラムの活用、自動文字起こし、YouTubeでの自動字幕生成、外国語から日本語への自動翻訳が可能になっている

◼︎トピックス
1.イベントの概要
・Jam Sessionz ナイトという会社が1年半前に設立。ジャズのジャムセッションのように、様々な人が集まって自由に交流するイベントを企画している。
・20~30名程度が集まり、登壇者と参加者が入り混じって45人のグループで対話を行う形式。
・参加した5組の登壇者:京都信用金庫ソーシャル・グッド推進部、ハンケイ500メートル(KBS京都)、Jam Sessionz ナイト、現役大学生のポッドキャスト、絹川

2.音声メディアの現状
・ラジオカフェでは68~100の番組が放送されており、新しいメディアとしてポッドキャストやインスタライブなどが若い世代に普及している。
・SNSの普及により、日常的な発信文化が定着。若い世代にとってはネイティブな存在となっている。

3.京都の特徴と魅力
・京都は一度住むと他に移れない「京都沼」と呼ばれる魅力がある。地元の人には気づきにくい特徴だが、外から見ると独特の文化がある。
・表面的には厳しそうに見える京都だが、一歩踏み込むと人のつながりを大切にし、特に若い人に優しい特徴がある。

4.情報発信の現状と可能性
・インスタライブやポッドキャストなど、AIの要約プログラムや自動文字起こし、自動翻訳など、技術の進歩により情報発信が容易になっている。
・若い世代は深い世界を求めているが、インターネット上に情報が出にくい面がある。ラジオ番組を通じて価値観や思考の幅を広げることができる。

5.ラジオ番組の効果
・番組アーカイブを公開することで信用構築につながり、京都の面白い人々を知る窓口となっている。
・出演者は自身の考えを言語化でき、新たな気づきを得られる。また、家族に活動を知ってもらう機会にもなる。
・特に行政職員の場合、番組出演後にモチベーションが上がり、職場の活性化につながることがある。

投稿日:2025/10/31

第209回 ・共同書庫ってご存知ですか?~蔵書の共有空間が誕生!

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村: 村瀬 信 氏(京都大学大学院文学研究科専攻)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
                               (左:村瀬 信 氏 右:絹川)
◼︎概要
京都市西京区で2025年2月にオープンした共同書庫の取り組みについて紹介。京都大学熊野寮の談話室をモデルに、4人の元寮生が月額2500円の会員制で運営。1階は蔵書スペース(2000冊収容)、2階は読書・イベントスペースとして機能。月3回程度の読書会や文化イベントを開催し、地域のサードプレイスとして機能している◼︎要点一覧
・共同書庫の概要:会員制(月2500円)で個人蔵書を100冊まで置け、1階は無料開放、2階は有料(非会員500円)の読書・イベントスペース
・施設の運営体制:月・金13時〜20時、土日12時〜19時で営業。TwitterやInstagramで情報発信
・イベント開催状況:月3回程度の頻度で読書会、映画上映会、文化イベントなどを実施

◼︎ネクストアクション
・10月に踊りのパフォーマンスイベントを2階スペースで実施予定
・9月はものづくりをテーマとしたイベントを実施予定

◼︎決定事項
・ラジオカフェから提供された15分の特別番組枠で共同書庫について再度番組制作を行う

◼︎質問と回答
Q. 共同書庫の利用料金はいくらか
A. 会員は月額2500円。非会員は2階利用時のみ500円。1階は誰でも無料で利用可能

Q. 共同書庫の蔵書システムはどのようになっているか
A. 会員は個人の蔵書を100冊まで置くことができ、現在約2000冊が収蔵されている。本の提供者が許可すれば貸出も可能

Q. 共同書庫の施設構成はどうなっているか
A. 1階が図書スペース、2階は畳敷きの居間でWi-Fi完備。2階には小テーブル4つと椅子のコーナー、映画鑑賞用スクリーンがある

Q. イベントの開催頻度はどのくらいか
A. 月3回程度のペースで読書会や上映会などを実施している

Q. 共同書庫設立の経緯は何か
A. 京都大学熊野寮の談話室での経験をもとに、4人の運営メンバーが居心地の良い交流空間を作るために設立した

Q. 営業時間はいつか
A. 月曜日と金曜日が13時から20時、土曜日と日曜日は12時から19時。ただし、イベント等により変更の可能性あり

Q. 営業時間の確認方法は
A. Twitter、Instagram、ウェブサイトで確認可能

Q. 施設の運営形態はどのようなものか
A. 営利目的ではなく、運営者が負担しながら運営している

Q. 月会費はいくらか
A. 2500円

◼︎トピックス
1.共同書庫の概要
・月額2500円の会員制で、個人の蔵書を100冊まで置くことができる。誰でも無料で閲覧可能で、許可があれば貸出も可能。
・1階は図書スペースで2000冊ほどの本が並び、2階は畳敷きの居間スペースでWi-Fiも完備。
・非会員は500円で2階利用可能。1階は誰でも無料で利用可能。

2.施設の特徴と活用
・月3回程度のペースで読書会や上映会などのイベントを開催。蔵書共有スペースかつイベントスペースとして機能。
・2025年2月にオープンし、徐々に地域への認知度が上がっている。
・京都大学熊野寮の談話室をモデルとした居心地の良い交流空間を目指している。

3.運営体制
・京都大学熊野寮で出会った4人(村瀬 信 氏、川副 博嗣 氏、南沢 想 氏、吉原 総 氏)が運営。
・本を基軸とした教養共有の場として、読書会やロシア文化月間など様々な文化イベントを実施。

4.共同書庫の活動内容
・2階の実習空間では、小学生から高校生まで幅広い年齢層が利用可能。勉強ができる人が当番として教え合いの場も自然発生している。
・月3つ程度の企画を実施。読書会、映画鑑賞会、感想共有など、取り掛かりやすい企画を意識的に展開している。
・10月には踊りのパフォーマンス、9月はものづくりをテーマにしたイベントなど、多様な企画を予定している。

5.施設運営情報
・営業時間は月曜・金曜が13時から20時、土日が12時から19時。イベントにより変更の可能性あり。
・InstagramやTwitter、ウェブサイトで最新情報を発信している。
・非営利目的で運営。運営者たちで費用を負担しながら継続している。

6.行政との関係
・京都市総合企画局都市経営戦略企画が注目。若い層の定着に向けた課題解決のヒントとして期待されている。
・京都市の大学生(14~15万人)の8~9割が卒業後に転出する課題に対する一つの解決策として注目されている。

投稿日:2025/08/31
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