◼︎概要
元小学校教頭の上坊 由美子 氏が、ビジョントレーニングとの出会いをきっかけに未来共育学園を設立。目の機能や使い方の問題が学習障害や行動の課題に関連していることを発見し、トレーニングを通じて子どもたちの能力開発を行っている。約100名の生徒が通い、発達障害や学習困難を抱える子どもたちの支援を行い、多くの改善事例を生み出している。
◼︎要点一覧
・ビジョントレーニングの効果:目の使い方の改善により、学習能力向上、行動の安定化、発達指数の向上などの効果が確認されている
・未来共育学園の活動範囲:ビジョントレーニングを基礎に、フリースクール運営、通信制高校サポート校、就労支援まで展開している
・対象者の範囲:子どもだけでなく、大人や高齢者にも効果があり、企業研修としても活用可能
◼︎ネクストアクション
・企業向けビジョントレーニング研修の検討
◼︎決定事項
・就労支援への事業展開を進める
◼︎質問と回答
Q. ビジョントレーニングとは何か
A. 目で見た情報を脳に伝えて考えたり行動したりする際の、目の使い方を改善するトレーニング。目が情報を適切に捉えられていない子どもたちの能力開発を行う
Q. 目の使い方が苦手な子どもの割合はどのくらいか
A. 10年前のデータでは4人に1人の割合で、スマートフォンの影響で現在はさらに増加している可能性がある
Q. ビジョントレーニングでどのような効果が見られるか
A. 発達検査の数値が向上し、育成学級から普通学級への移行、かんしゃくの改善、落ち着きの向上、スポーツでの成績向上などの効果が確認されている
Q. ビジョントレーニングは誰が対象となるのか
A. 子どもだけでなく、大人や高齢者も含めて全ての人が対象となる。目と脳の活性化に効果がある
Q. 未来共育学園の主な教育活動は何か
A. ビジョントレーニングをベースとし、フリースクールの運営、通信制高校のサポート校運営、就労支援を行っている
Q. 生徒の成功事例にはどのようなものがあるか
A. 感覚過敏の生徒が味覚の特性を活かしてパティシエを目指し、調理師学校に特待生として進学する例がある
Q. 未来共育学園での実践的な学習例は何か
A. 畑仕事での収入を外貨(ドル)で受け取り、為替レートを確認しながら実践的な金銭管理を学ぶ活動を行っている
◼︎トピックス
1.ゲスト紹介
・上坊 由美子先生。1956年生まれ、京都教育大学卒業の元小学校教師。34年間の教職を早期退職し、ビジョントレーニングの道へ。
・2013年に目の学校京都洛西校を開校、2014年にJR桂駅に移転。2015年に大阪西区に2校目を開校、2016年に一般社団法人未来共育学園を設立。
2.ビジョントレーニングの概要
・目から脳への情報伝達に関する科学的アプローチ。教室を飛び出す子や、字がマスの中に書けない子など、目の機能に課題がある子どもたちへの支援方法。
・4人に1人の子どもが目を上手に使えていない状況があることが判明。
・現在約100名の生徒が通学。発達に課題のある子どもが多く、児童相談所からの紹介も多い。
3.具体的な症状と改善例
・目の動きが不得意で文字を追えない、両目での視覚統合ができず二重に見える、顔を傾けて見るなどの症状がある。
・発達検査の数値が大きく改善(77から100、88から124など)。育成学級から普通学級への移行例も。
・落ち着きのない子どもが数ヶ月で集中してトレーニングできるように変化。
4.ビジョントレーニングの効果と対象
・ビジョントレーニングは子供だけでなく、大人や高齢者にも効果がある。目と脳の活性化に有効で、企業研修としても注目されている。
・企業内でのメンタル対応やストレスマネジメントの一環として、4人に1人の割合で効果が期待できる。
5.生徒の成功事例
・読み書き障害のエタロウ君が、プレゼン力を活かして全国大会のファイナリストに。将来は障害者が安心して働ける会社の起業を目指している。
・感覚過敏のつくしさんは、その特性を活かしてパティシエを目指し、調理師学校に特待生として進学。パリ留学を目標に頑張っている。
6.未来共育学園の取り組み
・ビジョントレーニングをベースに、子どもたちの社会自立支援を目指す。フリースクールや通信制高校のサポート校を運営し、就労支援も計画中。
・実践的な学びとして、畑仕事の報酬をドル建てで支給し、為替レートを学ぶなどの工夫を実施。 |