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第195回 ・カードゲームをラジオで解説?そもそもムリ難題です~Kyoto Dig Home Projectって何?

戸: 戸倉 理恵 氏(京都市都市計画局住宅室住宅政策課担当係長)
堀: 渡邊 春菜 氏(京都市都市計画局住宅室住宅政策課)
絹: 絹川 雅則(公成建設株式会社)
(左:戸倉 理恵 氏  右:渡邊 春菜 氏)

◼︎概要
京都市の空き家対策プロジェクト「京都ディグホームプロジェクト」について議論された。空き家の現状、プロジェクトの取り組み、ウェブサイトの作成、カードゲームの開発などが紹介された。空き家問題を楽しく学べるカードゲームの詳細や、早期対応の重要性が強調された。◼︎要点一覧
・京都市の空き家の現状:京都市内には10万6000戸の空き家があり、そのうち4万5000戸が流通していない
・京都ディグホームプロジェクトの目的:若者や子育て世帯の市外流出を防ぎ、空き家の利活用を促進する
・プロジェクトの取り組み:リサーチ、イベント開催、ウェブサイト作成、カードゲーム開発など多岐にわたる
・空き家対策カードゲームの特徴:空き家所有の課題を楽しく学べる、40~60分で終わるゲーム設計

◼︎ネクストアクション
・新しい空き家のウェブサイトを作成
・空き家対策カードゲームの開発と改良

◼︎決定事項
・京都市内の空き家数は10万6000戸、うち流通していない空き家は4万5000戸
・プロジェクト名を「京都ディグホームプロジェクト」とする
・空き家対策カードゲームの所要時間を40分から60分に設定

◼︎質問と回答
Q. 京都市内の空き家の数はどれくらいか
A. 直近の調査では10万6000戸で、8軒に1軒が空き家である

Q. 流通市場に出ていない空き家の数はどれくらいか
A. 約4万5000戸が売却や賃貸などの流通市場に出ていない空き家である

Q. 京都ディグホームプロジェクトとは何か
A. 若者や子育て世帯の市外流出を防ぎ、空き家の利活用を促進するための新しいプロジェクト。空き家をポジティブに捉え、掘り出し物として価値を見出すことを目指している

Q. 京都ディグホームプロジェクトの取り組みにはどのようなものがあるか
A. 空き家の可能性について議論するイベントの開催、新しい空き家のウェブサイトの作成、地域での勉強会の実施、相続に関する解説動画の作成、カードゲームの制作などを行っている

Q. なぜ空き家対策にカードゲームを作ることにしたのか
A. 世代を超えて楽しく空き家問題への気づきや学びにアプローチできる方法として、ゲームが適していると考えたため

Q. ゲームの所要時間はどれくらいか
A. 1ゲーム40分から60分程度で終わるように設計されている

Q. ゲームにはどのような種類のカードがあるか
A. 主に3種類あり、建物の破損カード(水回り設備の使用不可、外壁の崩れなど)、不備カード(ハチの巣など)、書類の不備カード(権利書の紛失など)がある

Q. ゲームの目的は何か
A. 3500万円で手に入れた一戸建てをどのように売却するかがメインの目的

Q. 京都市の空き家相談員制度について
A. 京都市内に空き家相談員制度があり、町の不動産屋さんが市の研修を受けて、現在約250人が登録している

Q. 空き家に関する名言は何か
A. 「空き家になった時点でステージ3です」という言葉があり、早めの対策が重要

◼︎トピックス
1.京都ディグホームプロジェクトの概要
・京都市の空き家問題と若者・子育て世帯の市外流出への対策として立ち上げられたプロジェクト
・京都市内の空き家数は10万6000戸、うち流通していない空き家が約4万5000戸
・「価値はユーザーが選ぶ」をコンセプトに、空き家をポジティブな選択肢として捉え直す取り組み

2.プロジェクトの取り組み内容
・民間企業と協働し、月に数回のミーティングを実施
・リサーチ活動:他都市の事例調査、専門家へのヒアリング、約20か所の先進事例調査
・イベント開催:11月に空き家の可能性について議論する半日イベントを実施
・ウェブサイト作成:12月に新しい空き家対策のウェブサイトを公開
・地域との連携:山科地域での勉強会開催、司法書士と相続に関する解説動画作成
・カードゲームの開発:空き家問題を理解するためのツールとして作成中

3.カードゲーム開発の目的
・空き家相談に来る所有者が高齢化し、次世代との共同相談が増加している現状に対応

4.ゲーム開発の経緯
・空き家所有者や将来の所有者に、空き家の問題をカジュアルに知ってもらうためにゲーム形式を採用。タンサン株式会社と協力。
・ゲームのメカニクスの重要性や、世代を超えて楽しめるゲーム設計の必要性を学ぶ。
・何度も試作とテストプレーを繰り返して完成させた。

5.ゲームの内容と特徴
・3500万円で入手した物件の売却がメインターゲット。親族との話し合いなど、現実的なハードルを組み込んでいる。
・建物の破損、不備、書類の問題など、実際の空き家問題を反映したカードを使用。
・早期対応の重要性や、専門家への相談の必要性をゲームを通じて学べる設計。
・実際の空き家相談員が監修に参加し、リアリティを高めている。
・1ゲーム40分から60分で終わるよう設計されている。

6.ゲームの目的と効果
・空き家問題を自分事として捉え、シミュレーションを通じて学ぶことができる。
・相談時にゲームを通じて問題を理解し、より具体的な相談につながることを期待。
・「空き家になった時点でステージ3」という認識を持ち、早期対応の重要性を伝える。

投稿日:2024/04/09 カテゴリー:まちづくりチョビット推進室